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Shade3D、統合型3D作成ソフト「Shade3D ver.17」を発表——新たに3D CAD機能を追加

Shade3Dは、累計出荷本数50万本を超える統合型3D作成ソフト「Shade3D」シリーズの最新版を7月14日に発売すると発表した。

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Shade3Dは、モデリング、レンダリング、アニメーションから3Dプリントまで、ひとつのソフトでデータ作成を実現する統合型3D作成ソフトで、建築/製造業を始め、プロダクトデザイナーから学生まで幅広いユーザーに利用されている。最新版となる「Shade3D ver.17」では、最上位グレードの「Professional」に3D CADモードを搭載した。

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3DCGとCADは、操作画面左上のボタンを押すことでワークスペースを切り換えることができる。これまで3DCG用だったツールボックスが、CADモードではCAD用のツールボックスやツールパラメータの入力画面に切り替わる。

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3D CADではNURBS(Non-Uniform Rational B-Spline)を扱えるようになり、線形上や円弧も座標値やRを直接指定して精度の高いデータを作成できるようになった。これまで難しかった2つの円に外接する線も一瞬で描くことができる。また、計測関連機能も強化され、モデルデータの重心、表面積、体積の測定も可能だ。

photo 今道栄治(アークハウス)

他には、全グレードでパノラマレンダリングでの立体視レンダリングに対応するなど、VR機能も強化されている。特にProfessionalグレードを使えば8K以上のクォリティで高解像度CADデータを利用した高精細VRコンテンツの作成が可能だ。

なお、3D CAD機能が実装されたver.17から、一般社団法人コンピュータ教育振興協会主催の3D CAD利用技術者試験の準1級推奨ソフトとなった。

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Shade3D ver.17 は、3D CGの基礎を学びたい人向けの「Basic」、プレゼン品質の3D CGを実現する「Standard」、今回3D CAD機能を搭載し、制作物の精度を重視する人向けのProfessionalの3グレードがある。各グレード共、ダウンロード版、パッケージ版、アカデミック版などが用意されており、ダウンロード版の価格は、Basicが9180円、Standardが3万5694円、Professionalが7万9920円だ。

6月30日までの期間限定で、Professionalのダウンロード版が7万1928円、ver.15/16からのバージョンアップが2万2572円(価格はいずれも税込)などとなる早期予約キャンペーンを実施中だ。

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