HP初の産業用3Dプリンター「Jet Fusion 3D」シリーズ、国内8月発売
2017/06/21 12:00
HPは、マルチジェットフュージョン方式3Dプリンター「Jet Fusion 3D」シリーズの国内発売時期と予定価格を発表した。
同社は、Jet Fusion 3Dを2016年5月に発表、北米とヨーロッパの一部で販売していたが、先日日本を含むアジア太平洋地域への販売地域拡大を発表していた。
Jet Fusion 3Dは、同社の2Dプリント技術を活用したマルチジェットフュージョン方式の採用により、同価格帯の産業用FFF/SLS(熱溶融積層/選択的レーザー焼結)方式と比較して、最大で10倍のスピードと半分のコストで生産できるとしている。
今回明らかになった発売時期は、上位機種の「HP Jet Fusion 3D 4200」モデルを2017年8月に、「HP Jet Fusion 3D 3200」モデルを11月に発売する予定だ。価格はHP Jet Fusion 3D 4200が約3800万円(保守、サービス、据付調整費、消耗品費等別)からを予定している。
また国内販売開始に際し、武藤工業とリコージャパンの2社とHP 3Dプリンティングマスターパートナーとして協業を開始した。認定マスターパートナーは製品に関する技術情報や新しいアプリケーションへの対応などのサービスを提供する。さらにHPと協力して「HP Jet Fusion 3Dプリンティングソリューション」の展示や検証などを行うデモルームを開設していくという。