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一眼レフの交換レンズで静止画プロジェクション——モバイルプロジェクター「VISIO」

一眼レフカメラの交換レンズで建物の壁面などへ静止画プロジェクションができるモバイルプロジェクター「VISIO」がKickstarterに登場した。

VISIOは、LEDライト、リング、クローズアップレンズなどで構成されるアナログプロジェクターだ。レンズマウントを介して一眼レフカメラの交換レンズを取り付ければ、35mmスライド画像を野外でどこにでも投影できる。

VISIO

VISIOは、写真撮影時とは逆の方向に光をレンズの中で通すという、まさに逆転の発想から生まれたプロジェクターだ。アナログな方法だがフィルム画像を投影するためデジタル画像より高画質で、拡大しても画像の鮮明さが失われない。35mmスライド画像だけでなく、ガラスプレートにメッセージを手書きしたり彫ったりして文字を投影することも可能だ。

VISIO

レンズマウントは、M42スクリューマウント(プラクチカマウント)に加え、キヤノンEF、ニコンF、ペンタックスK、ソニーAの計5種類が用意されており、注文時に手持ちのレンズに合わせて選択する。その他のレンズマウントもアダプターリングを付ければ使用可能だという。

VISIO

VISIOの本体サイズは94×73×170mm(交換レンズを除く)。重さは本体のみで742g、バッテリー装着時は1091gだ。LEDライトの明るさは1500ルーメン、バッテリーで3時間稼働する。

VISIO

VISIOは、2017年7月20日までクラウドファンディングを実施。6月26日時点で目標額1万5000ユーロ(約187万円)を既に達成している。

VISIOの価格は、購入者が自分で組み立てる「VISIOKIT」が269ユーロ(約3万3000円)、組み立て済み完成品は289ユーロ(約3万6000円)。どちらもレンズを含まない。

YONGNUO 50mm F1.8レンズが付属する「VISIO 50」は379ユーロ(約4万7000円)で、KELDA 85mm F1.8レンズが付属する「VISIO 85」は429ユーロ(約5万3000円)。出荷は2017年10月の予定で、日本への送料はいずれも30ユーロ(約3700円)だ。

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