ESPr Developer 32は、ESPr（エスパー）シリーズとしてWi-Fi対応チップESP-WROOM-02を搭載する「ESPr Developer」の上位モジュールという位置付けだ。同シリーズには、環境センサーや計測ユニット、カラーLCDなど用途に合わせた専用シールドが用意されており、ESPr Developer 32でも利用することができる。

コアとなるESP32は240MHzデュアルコアSoCで、Wi-Fiに加えてBluetooth（Classic／4.2、デュアルモード ）をサポートする。豊富なインターフェースを備え、モーターやLED用のPWMやタイマー、デバッグインターフェースもGPIOから利用でき、静電容量式タッチセンサーインターフェースやホールセンサーなどの機器開発に役立つ機能も搭載する。

ESPr Developer 32は、ESP32に加えてUSBシリアル変換（FT231XS）を搭載しており、PCにはUSBケーブル（microB）で接続できる。また、基板上にリセットスイッチ／動作モード切り替え用スイッチが用意されている。動作電圧は3.3Vで、電源入力ピン（VIN)は3.7～6.0V。MicroUSB（DC5V）を電源として使用可能で、電源出力ピン（VOUT）からはMicroUSB／VINピンの入力電圧が出力される。 また、突入電流への対策としてソフトスタート機能を搭載している。

なお、ESPr Developer用に開発した拡張ボードはそのまま流用できるが、ピンソケット（非同梱）を実装する必要がある。

価格は2160円（税込）で、スイッチサイエンスのウェブショップにて販売中だ。