100円SIMを使えば各種クラウドサービス、例えば同社が提供する「Enterprise Cloud」やMicrosoft「Azure」、Amazon Web Services「AWS」などの多様なSaaS／IaaSに接続できるため、ニーズに応じたサービスを組み合わせた柔軟なIoT環境が構築できる。インターネットを経由しない閉域VPN網「Arcstar Universal One」に接続するので、サイバー攻撃を受けないセキュアなネットワーク環境を構築することが可能だとしている。

さらに、SIMカードの利用や休止などの状態の切り替えは、ポータルサイトからユーザー自身で一元管理できる。データ通信量の確認や、通信量が閾値を超えた場合のアラート設定なども可能だ。これらの機能はAPIでも提供されるので、システムと連携させて管理を自動化することもできる。

また、同一国、同一地域内で複数のモバイルキャリアと接続できるので、接続しているモバイルキャリアに障害が発生した時や圏外になった場合でも、別のモバイルキャリアへ自動的に接続して、通信を継続することも可能だという。

初期費用は1回線あたり500円、月額料金は1回線あたり月1MBまで100円で、1MBを超過した場合は100円／MBとなる。データ通信開始前については1回線あたり0円で、実際に通信を始めるまで最大11カ月間、通信料金の課金は開始されない。ただし、構成などにより別途料金が発生する場合もあるとしている。

上記料金の適用国や地域は、日本、オーストラリア、中国、香港、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、サウジアラビア、シンガポール、台湾、タイ、トルコ、ベトナム、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スペイン、イギリス、カナダ、メキシコ、アメリカ合衆国、南アフリカ、チュニジアとなっている。