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京大発ベンチャーGLM、EVスーパーカー「GLM G4」の量産を本格化

京都のEVメーカーGLMは、香港証券取引所に上場する「O Luxe Holdings Limited(奥立仕控股有限公司:オーラックスHD)」との資本提携を発表した。

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GLM G4は、4ドア4シーターの次世代EVスポーツカーだ。GLMは、GLM G4の2019年内量産開始を目指しており、今年4月にはジャパンプレミアムを実施した。GLM G4の想定販売価格4000万円で、目標台数は1000台。国内だけではなく、欧州や香港、中東、中国での販売も計画する。

今回発表したオーラックスHDとの資本提携に伴い、オーラックスHDはGLMの事業拡大を目的として、海外投資会社らを引き受け先とする総額6000万ドル(約68億円)相当の第三者割当増資を実施する。グローバルに得た資金を車両開発に投下することで、量産を本格化するとともに、ブランド戦略や有能な人材の確保、ターゲット市場のひとつである中国へのアプローチの強化も図る。

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GLM代表取締役社長の小間裕康氏は、「今回のファイナンススキームで、大手自動車メーカーに遜色のない開発資金を得ることが出来る。我々のような新しい会社が、新しい発想で世界の人々がわくわくするようなものづくりをする、その一歩となる」と資本提携の利点を強調し、「今後も開発拠点を京都に置き、国内の技術企業とともに開発を進めていく」と、国産初のEVスポーツカー量産化実現へと弾みをつける狙いを明らかにしている。

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