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「第21回文化庁メディア芸術祭」、作品応募受付始まる

今年で第21回となる「文化庁メディア芸術祭」の作品応募受付が開始された。

文化庁メディア芸術祭は、高い芸術性と創造性を持つ優れたメディア芸術作品と顕彰するとともに、受賞作品の展示/上映機会を提供することを目的に開催されるものだ。

募集期間は8月1日~10月5日18:00まで。募集部門はアート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門となる。2016年9月10日から2017年10月5日の間に完成または公開された作品で、作品の著作権を有することが応募条件だ。

4つの部門ごとに大賞(副賞60万円)、優秀賞(同30万円)、新人賞(同20万円)、功労賞(副賞なし。全賞にトロフィー、賞状授与)を選定し、その他にも優れた作品を審査委員会推薦作品として選定する。

第20回では、世界88の国と地域から4034点の作品の応募があった。9月15日に東京オペラシティコンサートホールで贈呈式が開催されるが、以下に受賞作品をいくつか紹介する。

photo 『Alter』

アート部門優秀賞『Alter』:42本の空気圧アクチュエーターで構成された体と、年齢・性別が不明な「誰でもない」顔を持ち、ロボットの持つ生命らしさを実装した作品。制作:『Alter』制作チーム(代表:石黒 浩氏/池上 高志氏)。

photo 『Unlimited Corridor』

エンターテインメント部門優秀賞『Unlimited Corridor』:鑑賞者の空間知覚を操作することで、現実的には限られた空間の中をVR空間上で無限に歩き回れるようにしたVRシステム。制作:『UnlimitedCorridor』制作チーム(代表:松本啓吾氏)。

photo 『スマートフットウェア Orphe』

そして、no new folk studioの『スマートフットウェア Orphe』がエンターテインメント部門の審査委員会推薦作品に挙げられている。制作:菊川 裕也氏/金井 隆晴氏/松葉 知洋氏/中西 恭介氏)。

photo 梯 郁太郎氏

また、第20回功労賞として、ローランドの創立者で電子音楽の世界共通規格MIDI制定にも貢献した電子楽器開発者の梯 郁太郎氏らが表彰されている。

第20回受賞作品展は9月16~28日の間、東京西新宿(初台)のNTTインターコミュニケーションセンター、東京オペラシティ アートギャラリーなどで開催される。入場は無料だ。

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