新しいものづくりがわかるメディア

RSS


省スペースで低価格——ナイロン造形に対応した粉末焼結式3Dプリンター「LISA」

システムクリエイトは、ナイロン造形に対応した粉末焼結(SLS)式のポーランドSinterit製デスクトップ3Dプリンター「LISA」の販売を開始した。大型で高価格な機種が多いSLS方式の中で、省スペースと低価格を実現している。

SLS(粉末焼結積層造形)方式は、粉末材料が敷き詰められたタンクにレーザーを当て、使用する材料を部分的に焼結させながら積層する方式。焼結しなかった粉末材料は、そのままサポート材となり、その後また次回造形時に再利用できる。

LISAは、従来大型のものが主流だったSLS式プリンターを、本体サイズ650×550×400mm、重量35kgのデスクトップサイズにまで小型化した。SLS式による造形のため、光硬化性樹脂を用いた造形よりも環境変化に強い造形物を出力することができる。

中空形状の造形では、未焼結の粉末がサポート材の役割を果たすため、サポート除去の際にモデルを傷つけることがなく、除去後の仕上げ作業も不要。サポート材となった粉末の再利用により材料コストの軽減にもつながる。

造形素材は、硬質素材「ナイロン12」と軟質素材「ポリウレタンライク」の2種類に対応している。ナイロン12は高い強度と耐疲労性に優れた汎用樹脂で、反復性のスナップ形状や加圧挿入の試作などに使用される。約140℃の耐熱性を持つため、強度と耐熱が必要なパーツ作成などにも活用できる。またポリウレタンライクは、熱可塑性エラストマの1種で、加硫ゴムに近い特性を持ち、高い伸縮性・柔軟性を活かしてデザイン性に富んだ活用が可能だ。

造形設定は、付属の専用ソフト内で3Dデータを読み込み、配置、積層ピッチを選択するだけで造形用スライスデータの作成が完了する。またUSBメモリから造形データを読み込むことができ、造形時にPCを接続する必要がない。

最大造形サイズは、ナイロン12が90×110×130mm、ポリウレタンライクが110×130×150mm。積層ピッチは75〜175μm(25μm間隔で設定変更可能/標準125μm)だ。消費電力は100V 1.5kW/15A。入力フォーマットはSTL、OBJ、3DS、FBXとなる。本体価格(1年間の保守含む)は175万円だ。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

今人気の記事はこちら

  1. 横にも動けるボルボの新型軍用輸送車両「Scarabée」
  2. 3Dプリンター活用技術検定試験を受けてみた——「ひとりで楽しむ」以上を目指すための良きガイド
  3. 80年代のカセットをBluetoothで——Bluetooth 5.0対応カセットプレーヤー「IT'S OK」
  4. ソーテック社、プログラミング初学者向けに「Pythonでつくる ゲーム開発 入門講座」を刊行
  5. 歴代のウォークマンが一堂に、これまでのイノベーションとあなたの思い出を振り返る——「#009 WALKMAN IN THE PARK」(銀座)
  6. DMM.make AKIBAに産業用3Dプリンター体験型ショールームがオープン
  7. すぐに使えるRaspberry Piセット——アフターソフト、学習用コンピューターセット「ベリーボックス」発売
  8. それ、ラズパイでつくれるよ——人類史上最も無駄のないノートPC。をつくれるよ
  9. STM32マイコンのプログラミングを簡略化——ST、ファームウェアIPを保護するマルチOS対応ソフトウェアを発表
  10. 電子部品をクラウド化——「オーダーメイドPoCキット」シリーズ販売開始

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る