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スピーカーと直接接続が可能に——「Amazon Alexa」対応音声認識プラットフォーム「MATRIX Voice」

以前、fabcrossで紹介した音声認識プラットフォーム「MATRIX Voice」の改良版がKickstarterに登場し、出資を募っている。

MATRIX Voice

MATRIX Voiceは、マイクロフォンアレイ、LED、FPGAを搭載したRaspberry Pi用の音声認識プラットフォーム。2017年2月から3月にかけてIndiegogoでクラウドファンディングを行い、目標額の10倍以上の資金を調達するほど成功を収めたプロジェクトだ。

MATRIX Voice

今回、Kickstarterでクラウドファンディングを実施するのは、その改良版。Indiegogoでのキャンペーン時は7つだったマイクロフォンが今回の改良版では8つに増えている。新たにMicro USBポート、3.5mmオーディオ端子、スピーカー出力コネクター2つも追加された。このため、スピーカーを直接接続してRaspberry Piベースの「Amazon Alexa」対応音声応答サービスを作ることもできる。

MATRIX Voice
MATRIX Voice

MATRIX Voiceの価格は55ドル(約6000円)で日本への送料は15ドル(約1600円)。Raspberry Pi 3 Model Bや電源ユニットが同梱された「MATRIX Voice Kit」が115ドル(約1万3000円)で日本への送料は24ドル(約2600円)だ。いずれも出荷は2017年10月の予定だ。

MATRIX Voiceは、Wi-Fi(2.54GHz、802.11b/g/n対応)とBluetooth4.0機能を備えるESP32マイクロコントローラーを搭載しRaspberry Piを使わずスタンドアロンで動作するモデルも65ドル(約7100円)で用意している。日本への送料は15ドル(約1600円)で、出荷は同じく2017年10月の予定だ。

MATRIX Voiceは2017年9月1日までクラウドファンディングを実施。8月4日時点で目標額5000ドル(約55万円)に対して、約2300ドル(約26万円)を集めている。

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