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6万円台のLCD SLA方式3Dプリンター「D2K Insight」

LCD SLA(光造形)方式を採用した3Dプリンター「D2K Insight」がKickstarterに登場し、クラウドファンディング募集中だ。

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D2K Insightは、開発元が2016年11月にKickstarterで出資を募ったLCD SLA方式3Dプリンター「D2K ILLUMINATE」の改良型と呼べるモデルだ。各部にCNC切削加工したアルミニウムを使い、本体の剛性と精度を確保。また、Z軸のトップにスタビライザーとギャップリムーバーボルトを搭載し、造形中の振動を極力排除することで精密なプリントを実現している。

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造形メカニズムには、独自設計した波長405nmのUV LED光源と、2K解像度のLCDを採用し、X軸/Y軸の精度は17/50μm(X/Y軸)の精度を実現する。最大造形サイズは132.5×74.5×130mmと、いずれも全モデルよりも性能向上を図っている。

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D2K Insightは5インチのLCDタッチスクリーンを搭載し、スタンドアローン印刷に加えてスマートフォンなどからブラウザ経由でも操作できる。コントロールパネルからは照射時間などの設定のほか、プリント中のスライスレイヤーのイメージ表示などが可能だ。表示言語は日本語を含む多言語に対応する。

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本体サイズは200×200×370mmで重さは6.8kg、最大造形サイズは132.5×74.5×130mm。X軸/Y軸の精度は17μm/50μm、最小積層ピッチは10μm、プリントスピードは10~25mm/時となる。また、Windows7/8/10およびMacに対応する。

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D2K Insightの予定小売価格は1500ドル(約16万6000円)で、Kickstarterでは4680香港ドル(約6万6000円)で入手できる。本体に加え、500mlのUVレジン(ホワイト)、レジンバット、FEP(テフロンフィルム)×2、電源アダプター、イーサネットケーブルが付属する。

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D2K Insightは、9月2日までクラウドファンディングを実施中。目標額22万香港ドル(約312万円)に対し、約21万香港ドル(約297万円)を集めている。出荷は2018年2月になる予定で、日本への送料は1275香港ドル(約1万8000円)だ。

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