サウンドを色と光で表現——スマートLEDシステム「Audiolux One」
2017/08/17 08:00
サウンドをリアルタイムに解析し、色と光のパターンにしてLEDを点灯するスマートLEDシステム「Audiolux One」がKickstarterに登場し、出資を募っている。
Audiolux Oneは、ミュージシャンに馴染みのあるエフェクターのように使えるサウンドビジュアライザーだ。オーディオ入力に接続されたサウンドの20~20kHzの音域を7つの周波数帯域に分けてリアルタイム分析し、選択された帯域の分析結果に対応して、光や色、動きを表現するLEDパターンを出力する。
デバイスのソフトウェアはオープンソースで、オーディオの分析、LEDのレイアウト、ビジュアル化アルゴリズム、ハードウェアのノブの機能などがカスタマイズできる。制御用基板にはArduino互換機を採用。コミュニティーサイトで、カスタマイズ用のプログラミングを提供するとしている。
LEDはストラップとストリングの2タイプを用意する。LEDストラップは5000×11mmのリール状で、長さ1000mmに30個のLEDを配置する。ほかにも2500×11mmのリール状で、長さ1000mmに60個のLEDを配置したもの、2000×11mmのリール状で、長さ1000mmに60個のRGBW LEDを配置したものをオプションで用意する。LEDはシリコンケースで覆われ、放水/防塵の保護等級IP67に準拠する。
LEDストリングはφ12mmのシリコンモールドで覆われ、ブラックワイヤーで接続された50個のLEDで構成される。LEDを立方体状に接続したフラットタイプのほか、直列2列のラウンドタイプがある。IP68に準拠する。ストラップ/ストリングのLEDは切断や、はんだ付けで延長も可能だ。
本体サイズは112×71×47mmで、1/4インチのオーディオ入出力端子、LED接続端子(RJ10)、USB端子を備える。上面の2つのロータリーSWとフットスイッチを使い、ビジュアルとオーディオのプログラミング制御や、カラーサイクル/LEDオン/オフの切り替えなどができる。
Audiolux Oneは、今なら25%オフの早期割引適用価格269ドル(約2万9800円)で入手できる。本体以外に5VDC電源ケーブル、LEDコネクターケーブル、LEDのストラップ/ストリング(選択可能)、DIYデジタルガイドが付属する。出荷は12月になる予定で、日本への送料は65ドル(約7200円)だ。
Audiolux Oneは、9月10日までクラウドファンディングを実施中。8月16日時点で、目標額3万ドル(約332万円)に対し、約9000ドル(約99万7000円)を集めている。