Amazon、「Amazon Alexa」と「Amazon Echo」の国内提供を発表
2017/10/03 10:45
Amazon.co.jpは、クラウドベースの音声サービス「Amazon Alexa」とスマートスピーカー「Amazon Echo」を年内に日本で展開し、事前に購入を希望する人には招待制でEchoを購入できるようにすると発表した。
AlexaとEchoは、アメリカで販売されているデジタルアシスタントだ。遠隔音声コントロール技術を持つEchoに声をかけると、クラウドに構築されたAlexaが命令を認識し、音楽ストリーミングの再生、ニュースやスケジュールの読み上げ、天気や交通情報などリアルタイム情報の取得や、タイマーのセットなどができる。
入力デバイスでもあるスマートスピーカーのEchoは、遠隔音声認識技術と7つのマイクアレイによって、部屋の中で発せられる音声を明確に聞き取り、各マイクの信号を合成するビームフォーミング技術を使ってノイズ、反響音、音声指示以外の話し声を抑制する。専用のツイーター、2.5インチ ダウンファイアーウーファーを組み合わせて、部屋全体に鮮明なボーカルとダイナミックな低音レスポンスを実現するDolbyプロセッシングが採用されている。
クラウドベースの音声サービスAlexaは、Amazonや対応するサードパーティの製デバイスで利用することができ、Alexaをデバイスに接続したりAlexaを直接製品に組み込んだりすることが可能だ。
加えて、日本のユーザーに向けて開発者がAlexaスキルが作成できるセルフサービス型の各種APIとツール群で構成されるAlexa Skills Kit(ASK)と、ハードウェアメーカーがAlexa対応製品の開発に用いるAPI、ハードウェア開発キット、ソフトウェア開発キット、ドキュメントなどのリソースを提供するAlexa Voice Service(AVS)も、年内の提供を予定している。