LattePandaは、中国のZhiwei Robotics（DFRobot）が開発したWindows10ベースで利用することを前提としたシングルボードコンピューターだ。Windows10ベースの小型PCとして利用できることに加えて、Arduino IDEをプリインストールしたArduino互換コプロセッサを搭載しているのが特徴だ。

CPUはIntel Cherry Trail Z8350 クアッドコア1.8GHz、 GPUはIntel HD GraphicsでRAM／ストレージは「2GB／32GB eMMC」または「4GB／64GB eMMC」の2モデルを用意している。インターフェースはUSB3.0ポート×1、USB2.0ポート×2で、Wi-FiおよびBluetooth 4.0に対応する。

また、Arduino IDEをプリインストールしたコプロセッサATmega32u4を搭載し、インターフェースとしてGPIOヘッダーとDFRobotのGravityシリーズセンサー用接続ポートを備えている。このため、Arduinoベースでセンサーアプリケーションを開発したり、センサーで取得したデータをWindows10上のアプリケーションで利用したりするような使い方も可能だ。

現在販売中の製品および価格は、LattePanda 2GB／32GB（Windows 10 Home Editionライセンスキー付）1万2950円、LattePanda 4GB／64GB（Windows 10 Home Editionライセンスキー付）2万3980円、アクセサリーとして、LattePanda用アクリルケース1280円、LattePanda用Aluminum Heatsink Cooling Fun1780円、LattePanda用Gravity Sensorセット（各種センサー、LED、リレーなど14部品とケーブルのセット）5980円（いずれも税別）となっている。

同社では通販サイト「Physical Computing Lab」を中心に販売し、今後は販売店開拓やカスタム製造サービスなどの組込量産向けの展開も進めるとしている。