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「倒す・回す・押す」でPCをコントロール——クリエイター向け入力デバイス「O2」

イラストレーターや映像クリエイター向けに、作業効率が高められるハイエンドな入力デバイス「O2(オーツー)」がMakuakeに登場した。

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O2は、キーボードを使ったショートカットキーなどの入力操作を、手を動かすことなくデバイスを「倒す・回す・押す」という操作に置き換えることができる。よく使用する機能やショートカットをデバイスに設定することで作業時間を短縮し、例えば本体から手を離さずに「ブラシ濃度変更」や「コマ送り、コマ戻し」などの連続操作も楽に行うことができる。

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O2は、プロジェクト主催者のイラストレーターとしての経験を踏まえ、「クリエイターの作業環境を変えたい」という想いから開発がスタート。長時間でも疲れにくく、ストレスのないスムーズな操作が可能なデバイスを目指したという。

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中心部のスティック「オービタルエンジン」を倒したり回したり、また押し込んだりすることでさまざまな操作ができる。ガイドメニューを表示することにより使用中の機能を把握でき、機能切り替え時には振動で知らせてくれる。

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本体上部の「フラットリング」にはリング状にスイッチが配置されている。1つのスイッチに複数の機能をまとめて登録することができ、フリックタイプまたはリストタイプのUIのメニューから操作内容を選択する。

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さらに、主要なアプリケーションのコマンドがプリセットされており、プロファイルを切り替えるだけで利用可能だ。各プロファイルは、例えばIllustratorはオレンジ、Photoshopはブルーなどと色分けされており、本体下部のグローリングを選択したプロファイルと同色で点灯させることもできる。

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もちろん、ユーザーの好みに合わせ、コマンド一覧から選択するだけで簡単に各機能にショートカットを割り当てられる。

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今回は、開発協力が可能なユーザー向けの支援プランがメインで、O2本体と2018年2月末に都内で予定するプロのクリエイターによる養成講座や、β版使用権限などを含むデベロッパープログラムへの参加などが前提で、2万7800円(税込)となっている。本体のみ購入も可能だが、支援価格は高めに設定されている。

目標金額100万円のところ、10月26日現在で160万円を超える支援を集め、プロジェクト達成している。

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