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パーソナル・アシスタント・ロボットのPLEN Robotics、第三者割当増資を実施

PLEN Roboticsは、ABBALabが運用するABBALab IoEファンド1号投資事業有限責任組合を割当先とする第三者割当増資を実施したことを発表した。

PLEN Cube

同社が開発を進めるのは、「一人が一台のロボットを利用する」をコンセプトとした、パーソナル・アシスタント・ロボット「PLEN Cube」だ。

一辺約7.5cmの手のひらサイズながら、カメラ/スピーカー/マイク機能を有し、フェイストラッキング/音声認識などを搭載。音声指示により、デジタルビデオカメラ、IoT家電リモートコントローラー、インターネットコミュニケーターとして機能する。

同社はPLEN Cubeを「常にユーザーと共にいて、場所や環境を選ばずユーザーを的確にサポートし、人と人、あらゆる情報サービスやデジタルライフのハブとなるパーソナル・アシスタント・ロボット」の第一歩となるものと説明。

PLEN Cubeの開発にあたり、ハードウェア単体の開発のみならず、サービス面を支えるクラウド/ネットワーク環境の構築が重要としている。

今回の増資については、今後必要となるクラウド/システム/インフラストラクチャーおよび、PLEN Cubeのユーザー体験を豊かなものとするために必要なソフトウェアの開発体制強化が主な目的となる。

またこれに関連し、MXモバイリングとの業務提携も発表された。両社はマンション向けおよび宿泊施設向けに提供する「AIコンシェルジュ・サービス」の開発/販売分野で連携する。

AIコンシェルジュ・サービスはPLEN Cubeを用いて、マンションや宿泊施設の入居者/利用者に対し、AIを活用した音声対話およびロボットの動きで問い合わせに対応する。さらに、ディスプレイ(オプション連携)による情報表示や、家電やIoTデバイスの制御も可能だ。

利用者に対する対応は、チャットボットおよびナレッジデータベースを活用し、効率よく満足度の高い運用を実施する。特に動きを持ったPLEN Cubeを活用することで、音声対話だけに依存しない豊かなコミュニケーションや、360度旋回可能なカメラによる監視/見守りなど、今までにないサービスを提供できる。

PLEN Roboticsの協力を得て、MXモバイリングはAIコンシェルジュ・サービスを開発し、マンションおよび宿泊施設向けにPLEN Cubeの販売およびAIコンシェルジュ・サービスを展開する。PLEN Roboticsは今後も、各社との協業を通じて国内外の事業展開を加速させる意向だ。

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