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CANDY LINE、「CANDY Pi Lite」専用Raspbian OSイメージファイル提供開始

CANDY LINEは、同社のRaspberry Pi用3G/LTE通信ボード「CANDY Pi Lite」向けに、初期設定が書き込まれた専用Raspbian OSイメージファイルの提供を開始した。

photo Sense HATを載せた状態(CANDY Pi Liteは2段目)

CANDY Pi Liteは、Raspberry Piにスタックできる3G/LTE通信ボードで、「SORACOM Air for セルラー」などのデータ通信用SIMをセットし手軽にIoTデバイスとして利用できる。

CANDY Pi Liteを利用する場合は、Raspberry Piを起動して決められたインストール手順を実施する必要があるが、企業内など制限付きネットワーク環境や、そもそもネットワークがない場所では設定作業が難しいという課題がある。

これに対処するため、予めCANDY Pi Lite関連の設定が書き込まれたイメージファイルを配布する。ユーザーはイメージファイルをダウンロードし、例えばEtcherなどを使ってマイクロSDカードへOSイメージを書き込むだけでCANDY Pi Liteを利用できるようになる。また、事前にダウンロードしておけば、インターネット環境が無い場所でもCANDY Pi Liteのセットアップができる。

用意するイメージファイルは、日本語版(日本語106キーボード、日本語UTF-8、日本標準時が設定済)とUS英語版(US105キーボード、US英語UTF-8、UTCが設定済)の2種類。初期設定では、ソラコムの「SORACOM Air for セルラー」のデータ通信SIM「Air SIM」が選択されている。

photo CANDY RED

CANDY Pi Liteを動作させるためのソフトウェア「CANDY Pi Lite サービス」、オープンソースのビジュアルプログラミングツール「Node-RED」をベースにした「CANDY RED」も標準で搭載。さらにRaspberry Pi公式拡張ボード「Sense HAT」向けソフトウェアも追加している。

記事執筆時点で公開されているイメージのベースOSバージョンは「Raspbian Stretch Lite 2017-9-07」、含まれるソフトウェアはビルド時点(2017年11月28日)で最新のものとなる。なお、今回のOSイメージはRaspberry Pi 2 model BまたはRaspberry Pi 3 model Bにのみ対応している。

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