STマイクロ、高精度小型モーター制御用IC「STSPIN820」を発表
2018/01/25 12:00
STマイクロエレクトロニクスは、ラボの自動化や産業用ロボット、3Dプリンター向けの高精度小型モーター制御用IC「STSPIN820」を発表した。
STSPIN820は、4×4mmのQFNパッケージにモーター駆動用の制御回路と保護されたパワー素子(定格45V、500mΩのRDS(ON))を搭載したステッピングモーター専用ドライバー。高速入力が可能で、高精度なマイクロステッピングアルゴリズムにより、1度以下の分解能でモーターを回転できる。例えば3Dプリンターのヘッドを毎秒500mmで動作させつつ、サブミクロンの精度を出すことも可能だとしている。
電源電圧範囲7~45Vで動作し、1.5Aの最大出力電流によってパワーとトルクに対するさまざまな要求に柔軟に対応することができる。また、専用のスタンバイピンによって低消費電力モードに切り替えることで、消費電力に制約があるアプリケーションにも対応することができる。
現在すでに量産中で、価格は1000個購入時で約1.25ドルだ。