Raspberry Piでハイレゾ再生できる——DAC/ヘッドホンアンプ拡張ボード「AVIOT DAC01」
2018/02/01 11:30
バリュートレードは、AVIOT ブランドからRaspberry Pi向けDAC/ヘッドホンアンプ拡張ボード「DAC01」を発売した。
DAC01は、音質に定評のあるTI BurrBrownのDAC「PCM5122」を採用したヘッドホンリスニング向けのPCMデジタル再生ボードだ。Raspberry PiとはI2Sで接続し、SoCの再生信号をダイレクトにDACに送出する。
日本電波工業製の低位相雑音水晶発振器を2系統(22.5792MHz/44.1kHz系、24.576MHz/48kHz系)搭載しているため、使用する音源に最適なクロックで再生することができる。また、低ジッターを実現するためDAC01をマスターとしてRaspberry Pi側にクロックを供給しているという。
ヘッドホン端子は、同時利用可能な3.5mmアンバランス接続(LINE兼用)と2.5mmバランス接続の2系統を搭載。音質重視で最大600Ωの高インピーダンス仕様ヘッドホンでも駆動できる電源設計だとしている。なお、DAC01側からRaspberry Piに5Vの電源を供給できるので、Pi側に別途電源を用意する必要はない。
ヘッドホン出力は、3.5mmステレオアンバランス出力が70mW(32Ω)、6mW(600Ω)、2.5mm 4極ステレオバランス出力 180mW(32Ω)、25mW(600Ω)だ。
基板サイズは約65×56×15mm、重量約28gで、同社が販売するオーディオグレードアルミケース「CASE 01」にも対応し、アルミ製交換パネル(フロント/サイド各1)とゲイン切替つまみが付属する。
Raspberry Pi 2 Model B、Raspberry Pi 3 Model Bに対応し、価格は1万6880円(税別)で、アマゾンMiraporta店などで販売する。