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和紙から生まれた布を使用——素足で履けるスリッポン「ORIGAMIX」

和紙から作られた布素材を用いたスリッポンが、Makuakeにて出資を募っている。

「ORIGAMIX(オリガミクス)」とは紙を織ることで、機能性に優れた布素材(和紙布)を生み出し、製品化するプロジェクトだ。

手掛けるのは、2018年で創業128年目を迎える富山の細川機業。和紙布の機能性を生かした製品の第一弾は「裸足で履ける」ことが特徴のスリッポンだ。

イタリアやドイツの靴メーカーでは採用実績のあるシューズ向け和紙布だが、日本国内での一般発売は初だという。

原料となるマニラ麻の繊維は天然の多孔質素材で、通気性や吸水速乾性に優れている。繊維を構成する無数の穴には臭いを吸着する効果があり、臭いの発生を抑制してくれる。

紙素材ながら放湿性も高く、水洗いもOKだ。強度についても、綿やポリエステルと同程度を備えているという。

今回のスリッポンには、特殊な二重織り構造を持ったハイブリッド和紙布を採用。肌に当たる面が和紙100%になるように設計されており、摩耗強度を確保しながら機能性をダイレクトに感じられる。ゴム位置や履き口、芯材など、内部構造にもこだわり、快適な履き心地を可能にした。

サイズは22.5/23.5/24.5/25.5/26.5/27.5cmの6種類を用意。サイズを確認できる足型も用意している。

重量は片足140g(24.5cmサイズ)と軽量だ。カラーはブラック×ブラックなど、ベーシックな5タイプを揃えている。

スリッポンに加え、和紙布で作られたソックスも用意している。Makuakeでは、ソックスを1800円、スリッポンを1万2000円で購入できるコースなどを提供している(価格は全て税込)。

目標金額100万円は初日で達成しており、2018年2月26日時点で145万円以上を集めている。出荷は同年5月の予定だ。

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