豆ひきからポアオーバーまでラズパイにお任せ——ロボットコーヒーメーカー「Mugsy」
2018/03/05 13:30
サードウェーブコーヒーを自宅で入れられるRaspberry Piベースのロボットコーヒーメーカー「Mugsy」がKickstarterでクラウドファンディング中だ。
Mugsyは、コーヒーの豆ひきから湯沸かし、ポアオーバーまでRaspberry Piでコントロールするドリップ式完全自動コーヒーメーカーだ。
Mugsyのコーヒー作りは、コーヒー豆をひくことから始まる。豆の量やひき加減は自動制御で、ひき終わった豆はステンレス製のドリッパーへ移される。豆をひき始めると同時に湯を沸かし始め、適温になるとポアオーバーが始まる。ドリッパーが回転する間、湯の注ぎ口が180度の弧を横切るように動く。この動きでハンドドリップを再現し、2~3分後にはおいしいコーヒーが楽しめる。
Mugsyは、電子メール、SMS、Twitterなどを使って離れた場所から操作することも可能だ。
Mugsyはフィルターやポッドを使用しないので、コーヒーかす以外のごみが出ない。ドリッパーをスライドして取り外し、コーヒーかすを空けてさっと洗うだけで次のコーヒーを入れ始められる。
1回で入れられる量は18~20オンス(約530~590ミリリットル)。内部には最大容量1ポンド(約450g)の豆ホッパーを備えており、取り外し可能な水タンクには最大1.7リットルの水を保持できるという。
Mugsyの価格は、Raspberry Piなしの組み立てキットが150ドル(約1万6000円)、Raspberry Pi 3付き組み立てキットが175ドル(約1万9000円)で、組み立て済み完成品が250ドル(約2万6000円)。いずれも出荷は2018年11月の予定で、日本への送料は30ドル(約3200円)だ。
Mugsyは2018年3月30日までクラウドファンディングを実施。2018年3月5日時点で、目標額2万5000ドル(約260万円)に対して約1万8000ドル(約190万円)を集めている。