35年前の技術書の日本語版——オライリー・ジャパン、電子工作の入門書「エレクトロニクスをはじめよう」発刊
2018/03/05 14:30
オライリー・ジャパンは、「エレクトロニクスをはじめよう」を発刊した。
本書はエレクトロニクス(電子工作、電子工学)初学者のための入門書だ。全9章構成。電気の基礎からスイッチや抵抗、コンデンサーなどの基本的な電子部品、ダイオード/トランジスターなどの半導体、そしてデジタルICなどについて、原理と基本的な使い方を手書きイラストで丁寧に説明している。
最終章となる9章には、シンプルで理解しやすい電子回路を100掲載。電子工作入門者だけでなく、電子工作を始めたいと考えている美大の学生、ウェブエンジニアなどにも適している。
原書となる「Getting Started In Electronics」は1983年刊行。アメリカの電子パーツ販売店、RadioShackのために出版された。手書きのイラストと文字による親しみやすいスタイルにより、累計130万部を販売している。
「Arduinoをはじめよう」などに続く「はじめよう」シリーズの1冊として、原書の刊行から35年後に日本語版が発刊された。
著者はForrest M Mims III氏、監修は斉田一樹氏、訳は鈴木英倫子氏。A5版184ページで、定価は2160円(税込)だ。
※記事初出時、文中に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。