同社は、音声サービスにおける最重要点を「生活やビジネスの中で違和感なく自然な対話ができるか」と位置付けている。

また、「音声サービス体験を提供する場面を、さまざまなコンタクトポイントの中から戦略的に決定すること」「自然対話ができるようなAIのキャラクター設計（性格、口調、態度など）」「会話の文脈に沿ったシナリオや台詞の設計」をサービス設計の重要ポイントと定義。ビジネス戦略から効果的なタッチポイントの検証、自然対話による音声サービスを導入するためのキャラクター設計やセリフの作成などを実施する。

Voice Experience Innovationの開発にあたっては、デジタル戦略やクリエイティブ領域に強みを持つ電通デジタルと、ロボティクスやAIスピーカー領域、チャットボットなどのシナリオ／キャラクター設計に知見を有するLibalentに加え、ユーザー行動調査や顧客体験設計を専門とするビービットの3社の強みが生かされている。

今後は、顧客企業への自然な対話による音声サービスの導入を、ワンストップで支援する。

同業務提携により、音声サービスにおけるUX開発に関する研究協議会も併せて発足した。 AI、音声サービスを用いたビジネスモデルの変革の支援から、関連テクノロジーの開発まで幅広く研究成果を共有し、ノウハウ／方法論の蓄積を図る。今後は、音声サービスにおけるUX設計支援をリードする存在を目指すとしている。