プラスチック製品に箔押しできる——半導体レーザー箔転写機「LD-80」
2018/03/20 10:00
DGSHAPEは、半導体レーザーを使った小型卓上箔転写機「LD-80」を発表した。
LD-80は、小型でデスクトップにおける箔転写機だ。熱源として半導体レーザーを使うことで、金型を用いる従来の箔押し方法よりも、安価でオンデマンドな加飾が可能となった。レーザー光を制御してピンポイントで箔を加熱する独自技術により、熱に弱いアクリル、ABS、ポリカーボネートなどのプラスチック素材の製品に加飾できる。
レーザーは「クラス1」に準拠、本体もフルカバー構造を採用し、カバーを開けると自動で運転を停止するなど、安全性にも配慮されている。粉じんやガスの発生がなくメンテナンスも不要で、家庭用電源で動作するため、電気工事などの必要もない。
標準付属のアプリケーションソフトウェアを使いテキストを直接入力するだけで、箔転写用データを簡単に作成でき、書体、文字の大きさ、文字間隔などの調整もワンクリックで設定できる。ベクターデータをインポートして使用できるので、ロゴマークや文字、イラストなどの塗りつぶし、アウトラインなども箔転写可能だ。出力データを分割すれば、複数色の箔を用いて色を組み合わせることもできる。
外形寸法は286×383×308mm、重量は12kg、転写可能な材料の大きさが最大100×200×20mmまたは200×100×20mm、転写領域は80×80mm。転写可能な材料は、アクリル、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS。インターフェースはUSB。発売日は2018年5月1日の予定で、標準価格はオープン価格となっている。