Wi-Fi接続やFPGAが利用可能に——Arduino、ユーブロックスのワイヤレス技術を搭載した4種類の新ボードを発売
2018/05/28 08:00
ユーブロックスジャパンとArduinoは、ワイヤレス接続のオプションを提供する4種類の新ボード「MKR WIFI 1010」「MKR Vidor 4000」「Uno WiFi Rev 2」「MKR NB 1500」を発売した。
MKR WIFI 1010はCortex M0を搭載し、Wi-Fi/Bluetooth環境への接続が可能だ。 スタンドアロンマルチ無線モジュールとして、グローバル認証取得済みのu blox NINA-W102を採用。オープンCPU搭載のNINA-W102により、モジュール上でArduinoの独自アプリケーションを実行できるため、ユーザープログラマブルCPUから通信タスクの負荷を取り除き、電力効率を向上できる。
MKR Vidor 4000はArduino史上初となるFPGAチップを搭載。FPGAへのアクセスを一般化し、簡素化を目的とした開発環境も備える。
また、Uno WiFi Rev 2はオンボードIMUを搭載し、Wi-Fi接続を必要とする製品展開の容易化を目標とする。
なお、これら2つの新ボードにもu-blox NINA-W102が搭載されている。
MKR NB 1500はグローバル認証取得済みのu-blox SARA-R410Mセルラーモジュールを搭載し、LTEカテゴリーNB1(NB-IoT)、およびLTE-Mへの接続が可能だ。
帯域幅とデータボリュームの要求が低いIoTアプリケーションをターゲットとしており、ARM Cortex M0マイクロコントローラーの搭載によって、超低消費電力による効率的なバッテリー駆動アプリケーションが実行可能だ。
これら4種類のMKRボードは、いずれもArduinoのWebサイトで購入可能だ。