BLEデバイスをLPWAに連携させたコンバーターユニット「SpreadRouter-CW」
2018/05/29 11:30
エヌエスティ・グローバリストは、BLEデバイスをLPWAに連携させた複合通信ユニット「SpreadRouter-CW」を発売する。
SpreadRouter-CWは、ウェアラブルデバイス、ヘルスケア機器、HEMS、セキュリティ機器などのBLEデバイスから受信したデータを、LoRaネットワーク経由でインターネットにデータ転送するコンバーターユニットだ。通信エリアが半径20~30mのBLEデバイスを使いつつ、LPWAによる広範なIoTネットワークを構築できる。
主な特徴として、LPWAに関する独自技術である多段ホップ/自身LPWA中継機能、BLEデバイスデータの転送機能(一定時間間隔またはアドバタイズペイロード値変化の選択肢があり、アドバタイズペイロード値変化時はペイロードの変化対象領域の指定可)、フィルタリングで特定のBLEデバイスを指定できるデバイス登録機能などを備える。
電源用の外部インターフェースはmicroUSBタイプB、送電時の最大消費電力が約107mA、受信時の最小消費電力が13.3mA、アンテナなどの突起物を除いた外形寸法は70×48×27mmだ。
920MHz通信部の仕様は、周波数帯が920.6MHz~928.0MHz、変調方式がLoRa/FSK、送信パワーが+13dBm(20mW)、受信感度が-137dBm(SF12設定時)、通信速度はLoRaが183.11bps~37.5Kbps、FSKが50~300Kbps、最大接続数が65534台(理論値)。
BLE、Bluetooth通信部の仕様は、周波数帯域が2.402GHz~2.480GHz、変調方式がGFSK、送信パワーが+8dBm(6.3mW)、受信感度が-90dBm、通信速度が3Mbps(Classic Bluetooth)。Classic BluetoothのSPPプロファイルによる最大同時接続は1台、BLEでのデバイス登録数は4台(増強予定)だ。