アナログメーターをスマホで点検——「hakaru.ai byGMO」βテスト開始
2018/08/01 14:30
GMOクラウドは、メーターをスマートフォンで撮影するだけでAIがメーターの値を読み取って集計する「hakaru.ai byGMO」β版の提供を2018年7月31日に開始した。
同社によれば、これまで工場などで行われている点検業務では、メーターを目視で確認し台帳記入の後にExcelへ入力する必要があり、作業工数負荷や異常発生時の業務中断および連絡事項の伝達漏れリスクなどの課題があるという。
hakaru.ai byGMOは、既設のメーターを登録し専用のQRコードを貼るだけで導入ができ、全メーターに固定カメラなどを設置する従来のタイプに比べて大幅なコスト削減が可能になる。また、設置工事が不要なため工場の稼働を停止させる必要もない。
専用スマートフォンアプリでQRコードと一緒に撮影するだけで、メーターの指示値を自動的に読み取り、リアルタイムでWeb上の台帳に保存する。メーターの製造会社に関わりなくデジタルメーターにもアナログメーターにも対応し、必要に応じてグラフ化もできるので、従来の目視確認から台帳記入、データ入力までの一連の点検作業の工数を大幅に削減することができる。
また、異常値を読み取った場合は自動的に管理者にアラートを通知するため、迅速な異常値監視が可能だ。
今回のβテストではサービス精度向上に向けたフィードバックに協力できるモニター企業を募集する。β版申し込みは公式サイトから2018年8月31日まで受け付けている。正式版は今回のβテスト結果を踏まえて2018年秋を目処に提供を開始する予定だ。