ビット・トレード・ワン、Raspberry Pi Zero向け単機能拡張基板「ゼロワン」シリーズに4製品追加
2018/08/22 10:30
ビット・トレード・ワンは、Raspberry Pi Zeroに必要な単機能を拡張するpHATサイズ拡張基板「ゼロワン」シリーズの第2弾、4製品を2018年8月24日に発売する。
ゼロワンシリーズ第1弾は「ソレノイド」などの5製品を同年7月に発売。ゼロワンシリーズは電源制御機能を各製品に装備、サンプルコードも用意し、単機能に特化することでIoTデバイスなどを作製しやすくしている。サイズもpHATとし、Pi Zeroと重ねて利用するのにぴったりだ。今回第2弾として「明るさセンサ」、「リレー回路」、「赤外線受信」、「照光スイッチ」の4製品を追加する。
明るさセンサ拡張基板(型番:ADRSZLX)は、赤外線エミッタを搭載してヒトの目の感度に近い完全集積型の近接/周辺光デジタルセンサ「VCNL4020」をI2C接続で搭載。また、Seeed Technology の「Groveシステム」対応コネクターも備えている。
リレー回路拡張基板(型番:ADRSZRU)は、AC 250V/10A、DC30V/10Aまでの電圧/電流に対応するリレーユニット「SRD-5VDC-SL-C」を搭載し、Raspberry Pi Zeroからリレーユニットの制御を可能にする。ドライバー1本で容易に取り付けできるリレー接続端子台も搭載した。
赤外線受信拡張基板(型番:ADRSZIRR)は、赤外線受信モジュールの信号線をRaspberry Pi ZeroのGPIOに接続し、Raspberry Pi Zeroから赤外線受信による実験などを可能にするものだ。約2800mmのロングケーブルを同梱しているので、本体から離れた位置の赤外線受信にも対応する。
照光スイッチ拡張基板(型番:ADRSZSW)は、PICマイコンを搭載してLEDの細かな輝度調整ができる。Raspberry Pi ZeroからはI2CでLEDを制御する。ステータスLEDを備えているので駆動状況の確認も簡単だ。
価格はすべてオープン価格で、各市場想定売価は、明るさセンサが2480円、リレー回路が1780円、赤外線受信が2480円、照光スイッチが2480円(いずれも税別)となる。
なお同社サイトには、同シリーズによる作例「暗くなると点灯する自動ライト」や「ブービートラップ」、「テレビ電話呼び出しボタン」が公開されている。