レジン自動補充機能を搭載——光造形方式デスクトップ3Dプリンター「Dazz 3D」
2018/08/31 11:00
光造形方式デスクトップ3Dプリンター「Dazz 3D」がKickstarterに登場し、キャンペーン開始からわずか30分で目標額を達成するほど人気を博している。
Dazz 3Dは、2K解像度LCDを使ったSLA方式3Dプリンター。高いXY解像度に加え、Z軸に2本のリニアレールを使用したデュアルスライド機構がビルドプラットフォームのぐらつきを防ぎ、精度の高い造形を可能にしている。
Dazz 3Dには「Basic」と「Pro」の2つのモデルがある。造形サイズや積層ピッチなどの基本性能は同じだが、Proは超微粒子や嫌な臭いを除去する空気清浄機能、大型造形物にも対応できるレジン自動補充機能、直感的に操作できる7インチタッチスクリーンモニターを備えている。
Dazz 3Dの造形サイズは120×68×150mmで、XY解像度は47μm、Z軸解像度は10μm。積層ピッチは25~100μmで、最大造形速度は36mm/時だ。
本体サイズと重量はモデルによって異なる。Basicの本体サイズは175×220×386mmで、重量は6.5kg。Proの本体サイズは265×214×409mmで、重量は12.5kgだ。電源電圧と消費電力は両モデルとも100~240V/2A。ファイル形式は、STL/OBJ/SLC/DDEB/DDWPをサポートする。対応OSはWindows/Mac OSで、Wi-Fi、イーサネット、USB経由での接続が可能だ。
Dazz 3D Basicの特別早期割引価格は、599ドル(約6万7000円)。Dazz 3D Proの特別早期割引価格適用分は既に受付終了しているが、早期割引価格949ドル(約11万円)で入手が可能だ。出荷は2018年12月の予定。日本への送料はBasicが25ドル(約2800円)、Proが35ドル(約3900円)だ。
レジンは標準的なものに加え、高硬度、耐熱、宝飾用など全部で6種類用意されている。レジン500g入りボトル1本の価格は19~48ドル(約2100~5400円)だ。
Dazz 3Dは2018年10月13日までクラウドファンディングを実施するが、2018年8月31日時点で目標額3万ドル(約330万円)の3倍を上回る約11万ドル(約1200万円)を既に集めている。
※記事初出時、文中に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。