オリジナルデザインのクッキーを作ろう——クッキー型専用スライサー付3Dプリンター「Ninjabot Cookie」
2018/10/04 11:00
ニンジャボットは、専用スライサーを使って簡単にクッキー型が作成できるFFF(熱溶融積層)方式3Dプリンター「Ninjabot Cookie」(ニンジャボットクッキー)を発売した。
ニンジャボットクッキーでは、同社の入門用3Dプリンター「Ninjabot Copain」(ニンジャボット・コペン)と同スペックの3Dプリンターに、アイシングクッキーなどの抜き型を作るための専用スライサーアプリが付属している。
この専用スライサーを使い、クッキーの3Dデータを好きなサイズに拡大縮小して「クッキー」というボタンをクリックするだけで、取り込んだ3Dデータの外形(輪郭)だけが立ち上がった、壁と補強リブがついたクッキーの抜き型のg-codeが自動的に生成できる。これをSDカードにコピーしてニンジャボットクッキーに差し込めば、クッキー型が造形できる。
クッキー型の3Dデータは、もちろん3DCADを使って作成してもよいが、手書きのイラストなどをもとに、スマートフォンやフリーのWebアプリなどを使って、2D画像に厚みを持たせて3D化すればよい。
主なスペックは、本体サイズが188×188×198mm、重量約1kg、最大造形サイズが84×104×110mmで、最小積層ピッチは100μm、最大印刷速度は毎秒20mmとなる。ヘッド温度は180~210℃で、対応フィラメントはPLA、対応OSはWindows7、8、8.1、10だ。クッキー型以外の造形もできるが、専用スライサーはエントリー向けのソフトのため、あまり細かな設定などには対応していないとのこと。
本体の他にPLAフィラメント1本、DCアダプター、電源コード、USBケーブル、スプールホルダーセット、microSDカード、SDカード(スライサーソフト入り)、ドライバー、スクレーパーおよび取扱説明書が付属する。
価格は、カバーなしが3万8800円、カバー付きが4万716円。2018年10月31日まではキャンペーン価格の3万6000円と3万8000円が適用され、さらに専用フィラメントが2本付属する。
なお、本製品はアイシングクッキー教室「リトルミイ」主宰カツマタケイコ氏が監修しており、同教室で3Dプリンターの使い方のレッスンを受講することもできる。