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マイクロチップ・テクノロジー、Google Cloud向けAVR MCU開発ボード「AC164160」を発表

米マイクロチップ・テクノロジーは、Google Cloudとのパートナーシップの一環として、コネクテッドデバイスのラピッドプロトタイピングが可能なAVR-IoT WG開発ボード「AC164160」を発表した。

AC164160は、高性能AVR MCU、CryptoAuthenticationセキュアエレメントIC、認証済みWi-Fiネットワークコントローラーを備え、シンプルかつ効率的に組み込みアプリケーションをネットワークに接続可能だ。Google Cloud IoT Coreの利用により、データを容易に収集/処理/分析し、意思決定を知らせる事ができる。

同ボードを使うことで、無償のオンラインポータルサイトからGoogle Cloud接続を追加できる。同社の開発ツールMPLAB Code Configurator(MCC)とAtmel STARTの両方をサポートしており、接続後はMCC/Atmel STARTどちらでもクラウド上での開発/デバッグが可能だ。

同ボードに搭載されたATmega4808 8ビットMCUは、AVRアーキテクチャの処理能力と使いやすさに加え、先進のセンシング機能と安定した駆動機構を備えている。また、省電力化に役立つCIP(コアから独立した周辺モジュール)も搭載している。

デバイスをセキュア認証する必要がある場合、ATECC608A CryptoAuthenticationデバイスが、信頼および保護された一意のアイデンティティを提供してくれる。同デバイスは、Google Cloud IoT Core上で登録済みの状態で提供されるため、すぐに使用可能だ。

また、Google CloudへのWi-Fi接続用に、産業グレードの認証済みIoTネットワークコントローラーATWINC1510を採用しており、IEEE 802.11 b/g/n規格に接続できる。

同ボードは、450種類を超えるMikroElektronika Clickボードと互換性があり、センサーとアクチュエーターの選択肢を広げられる。同キットを購入してオンラインポータルサイトにアクセスすると、センサーから発信されるデータを可視化できる。

AC164160は、2018年10月11日より量産出荷を開始しており、同社Webサイトで購入できる。

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