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全長600mのフロートで太平洋の大掃除——浮遊プラスチックごみを回収するクリーンアップシステムが出航

カリフォルニアとハワイの間を漂う「太平洋ゴミベルト(Great Pacific Garbage Patch)」は、世界に5つあるゴミベルト(南北太平洋、南北大西洋、インド洋)の中でも最大のものだ。

面積は推定160万平方キロメートルで、日本の国土(約37万8000平方キロメートル)の4倍強もあり、8万トンのプラスチックが浮遊していると見積もられている。この海域の大掃除に乗り出したのが、オランダのロッテルダムに本拠地を置く「The Ocean Cleanup」、2013年にオランダ人発明家Boyan Slat氏が18歳の若さで設立したNPOだ。

The Ocean Cleanupの開発した「System 001」は、全長600mの巨大なフロート。深さ3mのスカートが付いていて、見た目は巻き網漁船のようだが、もちろん魚をとるのが目的ではない。フロートに付いたスカートが下への流れを作り、魚をその流れに沿って外へ逃がし、浮遊するプラスチックだけを回収する。

System 001の大きな特徴は、その運用方法だ。System 001は無人/無動力で、風と波によってU字型を作り、漂いながら浮遊プラスチックを集める。ソーラーパネルから電力を得て衛星通信を行い位置と状況をレポートする。その情報を元に回収船が定期的にSystem 001に向かい、ゴミを回収してリサイクルにまわす計画だ。試算では、5年間の運用で、太平洋ゴミベルトのゴミを半分にできるという。

System 001は2018年9月8日にサンフランシスコ湾を出航し、試験海域に向かっている。2週間の試験運転の後、太平洋ゴミベルトへの1000海里(約1800キロメートル)の航海に向かう。速度は2~3ノット(時速約4~6キロメートル)と遅いため、2週間ほどの航海になりそうだ。

fabcross for エンジニアより転載)

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