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LPWAセンサーデバイスの開発に塩化チオニルリチウム電池を活用——電源回路評価ボード「EB100」

アイエスエイは、LPWAを採用するセンサーデバイス開発用として、塩化チオニルリチウム電池を利用した電源回路開発評価キット「EB100」を2018年12月1日から発売する。

EB100は、LoRaやSigfoxなどのLPWAセンサーデバイスで塩化チオニルリチウム電池を有効に用い、間欠動作で10年以上稼働する電源回路を開発するためのキットとなる。通常は数年で電池交換が必要な機器も、EB100を利用することで、稼働時間を飛躍的に延ばす電源回路の開発が可能となる。

なお同キットは、同社が2018年6月に発売を開始した「ももことあやか」に採用されたWD100シリーズの電源回路設計を基に製作されている。

塩化チオニルリチウム電池と、電気二重層キャパシタの組み合わせ使用を想定した回路(WD100開発時の回路)を搭載しており、間欠動作を実現するためキャパシタへの効率的充電回路と制御回路を内蔵している。

メインCPUから回路を制御するためのインターフェースを内蔵。超低電流計測のためのデジタル表示計測モジュールが付属する。LPWA送信デバイスにより、間欠送信時の消費電力を詳細に把握可能だ。

フリースペースも設けてあり、ターゲットデバイスや周辺回路の開発/実験に利用できる。そのほか、各種計測装置を利用した開発を想定し、数多くのテストポイントを用意している。

価格は16万8000円(税別)で、エムネットを通じて販売する。 キットには超低電流計測モジュール×1、塩化チオニルリチウム電池(A3タイプ)×3、ACアダプター×1、接続用ハーネス×3、USBインターフェースケーブル×1、回路図および説明書各1冊が付属する。

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