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4つの施策でスタートアップをサポート——福岡市のスタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next」がリニューアルオープンへ

GMOペパボ、福岡市、福岡地所、さくらインターネットは、官民共働型スタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next」を2019年5月31日にリニューアルオープンする予定だ。

同施設は2014年に閉校になった大名小学校の跡地を活用し、2017年3月にオープンした。 2017年4月12日の開設以来、入居企業の内24社に対して合計約70億円超の資金調達を実行し、130名を超える新規雇用を創出した実績がある。

今回のリニューアルに伴い、2019年6月以降の入居者募集も2018年11月29日から開始した。募集期間は2019年1月11日までで、応募フォームよりエントリーを受け付ける。 募集対象は、福岡市内に本拠点を置く(予定のある)スタートアップ企業、創業予定者および第二創業者となる。なお、その他オフィス(コワーキング固定席/フリー席)も2019年2月頃に募集開始予定だ。

リニューアルオープン後は、以下4つの施策を目玉としている。

1.グローバルアクセラレーターとの連携

  • グローバル社会で活躍するスタートアップの輩出を目指し、国内外に拠点があるグローバルアクセラレーターとの連携を強化する。

2.Fukuoka Growth Nextを本拠点とするスタートアップファンドを組成(10億円を予定)

  • 福岡地所とABBALabが主体となり、プレシード/シードフェーズのスタートアップを対象とした投資ファンドを組成。入居スタートアップの立ち上げ時期における資金および資本政策の支援を通じて、スタートアップの新たな成長機会の創出に寄与する。

3.独自のハンズオンプログラム提供

  • プレシード/シードフェーズのアントレプレナーを対象とし、事業計画立案や資金調達など、スタートアップ企業に必要不可欠な知識や技術を身につけられる伴走型の育成プログラムを実施する。

4.エンジニア支援育成プログラム

  • スタートアップの製品開発に必要不可欠であるエンジニアを対象として、プログラミングの基礎から専門領域まで学べる講座や、製品開発やセキュリティなどに関する専門的なアドバイスを実施。未来のエンジニア育成に向けた子供向けのプログラミング教室も併せて開催する。

今後は、市のスタートアップカフェや福岡地域戦略推進協議会、地元の大企業、中小企業と連携した上で、既存企業の成長機会も提供する。 リニューアルオープン後は、福岡市をさらにスタートアップが集積する街/生まれる街にすべく、その成長をサポートするとしている。

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