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測定精度を高め、較正時間を削減する——STマイクロ、小型MEMS大気圧センサー「LPS22HH」発表

STマイクロエレクトロニクスは、ピエゾ抵抗式のMEMS大気圧センサー「LPS22HH」を発表した。

LPS22HHは、高低差5cmに相当する低ノイズが特徴で、ドローンや無人機向けの衝突回避といった制御機能を強化できる。動作保証範囲は-40~85℃、絶対圧力の測定範囲は260〜1260hPaで、スマートフォンやスポーツウォッチの屋内ナビゲーション機能などの強化も可能だ。

温度補正機能を内蔵しており、ホストマイコンやアプリケーションプロセッサーの負荷を軽減し、動作温度範囲全体にわたり消費電力の削減とスムーズな動作を可能とする。

パワーダウンモード(0.9µA)をはじめとする省電力機能のほか、低消費電流(1Hz時:4µA)と温度補正機能により、バッテリーの長時間駆動に貢献する。

I2C/SPIに加え、2線センサーバスインタフェースのMIPI I3CSMにも対応。また、センサーデータ保存用の大容量FIFOにより、ホストマイコンの処理を最小限に抑えられる。

LPS22HHは現在量産中で、10リードHLGAパッケージ(2×2×0.73mm)での提供となる。単価は大量購入時で約1.55ドル(約180円)だ。

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