ワンタッチでヘッド交換——レーザー刻印も3Dプリントもできるデスクトップロボットアーム「Hexbot」
2019/01/25 14:30
デスクトップサイズのロボットアーム「Hexbot」がKickstarterに登場し、プロジェクト開始後5分で目標額を達成するほどの人気を集めている。
Hexbotは、手ごろな価格と使いやすさに重点を置いたデスクトップサイズのロボットアーム。アーム先端部をオプションに付け替えることで、ドローイング、レーザー刻印、3Dプリントなど、様々な機能に対応できる。アーム先端のアタッチメントはワンクリックで交換可能。ペンホルダー、レーザー刻印機、3Dプリンターのほかに吸盤、ソフトグリッパーの5種類を用意している。
本体サイズは175×128×315mm、本体重量は2kg。ロボットアーム先端部での繰り返し再現性は0.05mm、最高速度は毎秒500mm、ペイロードは500gとなっている。オプションのレーザーユニットの波長は450nm、出力は250mW。木材をはじめ、革、プラスチック、アルミニウムなどに刻印可能だ。3Dプリントモジュールを装着した場合、積層ピッチ100~300μm、造形エリアは半径380mm×220°の範囲での造形が可能だ。
コーディング初心者でも直感的に制御できるようブロック型プログラミングエディターBlocklyを搭載。上級者向けにはPythonやGコードなどで制御するためのAPIを提供する。PCからだけでなく、3.5インチタッチスクリーンまたはSDカードからも制御可能。また、コーディングしなくても、アームの動きを記録/再生できるハンドティーチングも可能だ。
価格は、ペンホルダーのみの基本キットが349ドル(約3万8000円)。タッチスクリーンと5種類のアタッチメントが全てそろったラグジュアリーキットが659ドル(約7万2000円)、出荷は2019年10月の予定で、日本への送料は35ドル(約3800円)だ。
Hexbotは、2019年3月9日までクラウドファンディングを実施中。1月25日時点で、5万ドル(約543万円)の目標額を大きく上回る約32万ドル(約3500万円)以上を集めている。