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数式を使わずサンプリング定理を理解する——インプレスR&D、デジタルオーディオ解説書「だれでもわかるハイレゾオーディオ」発刊

インプレスR&Dは、「だれでもわかるハイレゾオーディオ」を2019年2月8日に発刊する。

サンプリング定理などは、デジタルオーディオの仕組みを理解するための必須知識だが、著者によれば、ハイレゾの効果の解説では、解りやすさを優先した疑似的説明が多く、そのため一般的なオーディオファンの間ではデジタルはカクカクという誤解のある表現が使われることがあるという。数学や情報工学としての解説は多くでているが、感覚的に理解することが難しく、ハイレゾの効果などについては、都市伝説のような説明を目にすることも少なくない。

本書では、PCのオーディオアプリケーションを使い、DAC処理のシミュレーションを波形で示し、数式を用いることなく、解りやすく説明している。微積分式は解らなくても、感覚的、概念的にサンプリング定理などが正しく理解できるとしている。

第1章サンプリング定理ではサンプリング定理のしくみなど、第2章DA変換ではイメージングノイズやDA変換、PCMオーディオなど、第3章ハイレゾではハイレゾ、リアルサンプルと復元サンプル、ハイサンプリングなどを解説している。

著者は大槻英樹氏。A5判136ページ、価格は印刷書籍版が1800円、電子書籍版が1500円だ(各税別)。

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