ワイヤレスでサーボをコントロール——3軸ジャイロスコープ「Zita V2」
2019/05/08 09:30
小型ワイヤレス3軸ジャイロスコープモジュール「Zita V2」がKickstarterに登場し、わずか2時間で目標額の調達に成功している。
Zita V2は、2018年3月にクラウドファンドを成功させた有線ジャイロスコープモジュール「Iota V2」の後継機。ノーマル/リバースモードはそのままで、無線に対応した。2.4GHzRFモジュールを内蔵し、約9mの範囲までサーボ制御できる。チャンネル設定できるので、近くに複数台のZita V2があっても干渉しない。
X/Y/Z軸を独立に制御でき、前モデル同様RCリモコン制御に使われるPPM(Pulse Position Modulation:パルス位置変調)出力にも対応する。BMS(バッテリーマネージメントシステム)を搭載し、LED表示を確認すればバッテリーの状態がわかる仕様だ。送信機の大きさは50×15mm、受信機は25×25mmだ。現在開発中のため、今後仕様が変わる可能性はある。
DIY愛好家や電子工学/ロボット工学を学びたい人向けに、FPVヘッドトラッキング、ロボティクス、ビデオゲームなどでの利用を想定している。
特別早割価格は送信機と受信機の1セットで49カナダドル(約4100円)。出荷は2019年9月の予定で、日本への送料は15カナダドル(約1300円)だ。
Zita V2は、2019年5月20日までクラウドファンディングを実施中。5月8日時点で、1000カナダドル(約8万4000円)の目標額を上回る約4000カナダドル(約33万6000円)を集めている。