金沢工業大とDMM.com、FAPが「STEAM教育とプログラミング教育への教材開発」の共同研究を開始
2019/05/09 13:00
金沢工業大学とDMM.com、FAPは、「STEAM教育とプログラミング教育への教材開発」に関する産学共同研究を、2019年5月1日に開始したことを発表した。
「STEAM教育」とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)の教育分野を総称し、同分野における人材育成を進めるための教育モデル「STEM教育」に、芸術(Art)の要素を付け加えたものだ。
発表によると、3者は以前からプログラミング教育関連のイベントやコンテンツ作成などで協力してきたが、それらを通じて得られた知見を融合することで、良質な教材の提供が可能になると考え、今回の共同研究を行うことを決定した。
各者の役割として、金沢工業大学は、これまで地域の子供向けに実施してきたプログラミング教室などを通じて得たノウハウを活用して、STEAM教材やカリキュラムの開発、指導者の育成を担う。DMM.comは、STEAM教育に関する技術提供およびユーザーインターフェース、ユーザーエクスペリエンスの監修を、FAPは、IT初心者向けイベントなどの運営を通じて得られた知見と、実証実験向けのイベント会場を提供する。
本共同研究の成果が、次代を担う現在の小学生から中学生が、将来創造的な制作を行うための総合的な知見を得られるようなカリキュラム開発に生かされることを目指すとしている。