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スピニングホイールで回すスクリュードライバーセット「Spinner Drive」

スピニングホイールで回すスクリュードライバーセット「Spinner Drive」がKickstarterに登場し、人気を集めている。クラウドファンド開始後、1時間以内で目標額の調達に成功している。

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Spinner Driveは、スピナードライブと呼ばれるシャフトとスピナーホイール、交換式ビットで構成されるドライバーセット。スピナードライブのみを使えば精密ドライバーとして、よりトルクの求められる作業にはスピナーホイールをセットすることで対応できる。

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スピナードライブの上部にはボールベアリングが内蔵されているため、スムーズなスイベル動作が可能。トップのくぼみを人差し指で押さえながら本体を固定し、指の動きだけで素早い回転でデリケートな部品の小さなネジを締めたり緩めたりできる。また、一般的なドライバーのようにスピナードライブを握っても、滑り防止の溝があるためしっかりとグリップを効かせた作業ができる。

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家具や自転車、家電の修理など、さらにトルクが求められる作業にはスピナーホイールを使う。スピナーホイールで回転スピードを早めることで素早くネジを締め、最後の一締めはホイールを握りしっかりと締める。

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サイズ1/4インチのビットは六角形で、電動ドライバーでも使える。ビットホルダーにはマグネットが内蔵されており 容易に取り付け、取り外しが可能。「スタンダードタイプ」のビットは、リン酸マンガン処理されたS2工具鋼製で、摩耗や腐食にも強い。

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さらに、SUS420ステンレスに窒化チタンコーティングを施した「タフエディション」も用意している。ビットの種類は、プラスが3タイプ(PH0、PH1、PH2)、マイナスが3タイプ(SL2.5、SL4.5、SL6.5)、トルクス型が4タイプ(TR10、TR15、TR20、TR25)の10種類で、オプションで他の種類も用意している。

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スピナードライブのサイズは91×12mmで、重さは35g。スピナーホイールのサイズは12×50mmで、重さは17mg。どちらもアルミニウム製で、サンドブラスティング仕上げが施されている。セットには、9個のビットを収納できるレボルバーデザインのストレージシリンダーとキャリーケースも付属する。

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Spinner Driveのスタンダードタイプの予定小売価格は64ドル(約7000円)で、今なら39ドル(約4300円)で入手できる。2019年10月の出荷を予定しており、日本への送料は10ドル(約1100円)だ。

Spinner Driveは、2019年6月1日までクラウドファンディングを実施中。5月14日時点で、7000ドル(約77万円)の目標額を大きく上回る約12万8000ドル(約1400万円)を集めている。

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