手首に巻いて両手が使える——ウェアラブルマルチメーター「FOVEA」
2019/06/04 10:30
手首に装着できるマルチメーター「FOVEA」がKickstarterに登場し、出資を募っている。
FOVEAは、血圧計のように手首に装着できる小型マルチメーター。表示部を計測プローブの近くに置けるので、視線を大きく動かすことなく測定値が読み取れるため、細かい部位でも確実に測定できるという。
折りたたみ式で、手首に装着できるほか、卓上型に変形させたり、ポケットやカバンに入れて持ち運ぶこともできる。組み込み機器の計測を想定しており、レンジはDC30V、1Aまで。シャント抵抗を利用した電流測定、抵抗、導通、周波数、PWMサーボパルス測定が可能。方形波パルス、PWMサーボパルス出力のほかに、ロジックアナライザとしても機能する。
2.4インチカラータッチディスプレイを採用し、32ビットPIC32MXマイコンとPIC18Fプロセッサを実装。電源はUSB充電式LiPoバッテリーを利用する。
早割価格は125ドル(約1万3800円)。出荷は2019年10月の予定で、日本への送料は35ドル(約3900円)だ。
FOVEAは、2019年6月17日までクラウドファンディングを実施中。6月4日時点で、目標額1万3500ドル(約149万円)のうち、約4800ドル(約52万円)を集めている。