はんだ付けをアートに——「はんだ付けアートコンテスト2019」の入賞作品を発表
2020/01/14 14:10
日本はんだ付け協会は2020年1月10日、はんだごてとはんだを使って製作された「はんだ付けアートコンテスト2019」の優秀作品を発表した。
優勝は辻菜月氏の「aurora」。辻氏はHeartや花筏など、他にも5点を応募した中での受賞となる。ステンドグラスの手法を用いており、はんだとガラス、光の組み合わせによる、アート要素の高さが票を集めた。
第2位は白砂勝敏氏の「霊長類観測装置」。様々な素材をはんだ付けにより結び付け、ユーモラスで芸術性の高い形状に仕上げている。鏡や金属など、ステンドグラスの要素も取り入れ、光の反射も活用した作品だ。
第3位は布施美子貴氏の「夕日匣-ユウヒバコ」。落葉樹越しに見た夕日をイメージした作品で、線材をはんだ付けで接合し、木の枝や葉脈をイメージさせるフレームを制作。内側のフレームに和紙を貼り付け、光を透過させている。
入賞者らには、賞状の他、協会オリジナルのトロフィー、副賞などが贈呈された。入賞した3作品は協会のホームぺージから閲覧できる。