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造形品質はフィラメントの管理から——3Dプリンター用フィラメントドライヤー「Filament Dryer 2.0」

FFF方式3Dプリンター用フィラメントドライヤー「Filament Dryer 2.0」がKickstarterに登場し、人気を集めている。クラウドファンド開始後、わずか2時間で目標額の調達に成功している。

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開発元のPrintDryによると、フィラメントへの湿気の蓄積が3Dプリンティングの品質を大きく左右する。開発元は、「PrintDry Filament Container」「Vacuum Sealed Filament Container」など改良を重ねながらアップデートしてきたが、今回最新モデルのFilament Dryer 2.0を発表した。

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Filament Dryer 2.0は、フィラメントスプールを加温保管したままの状態で、ケースに設けられた孔を通してフィラメントをフィードできるのが大きな特徴だ。保管ケースだった従来モデルに比較して、対応可能スプールの拡大、ビルトインタイマー、デジタルディスプレイ、モジュラーデザインを採用するなど機能やデザインを刷新。ドライヤー部、バキューム部、コンテナで構成され、最大外形200mm(2つ置きの場合)、重さ2~5kgのフィラメントスプールに対応する。また、フィラメントの種類に応じ35/45/55/65/75℃の温度設定が可能で、オートシャットオフ機能付きの最大48時間タイマーを内蔵する。アメリカ向けにETL、ヨーロッパ向けにCE/TUV認証を取得済みだ。

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フィラメントスプールは縦置きで、メタルシャフト×2、大きいサイズ用アダプター×4、小さいサイズ用アダプター×4が付属する。アダプターを使うことでさまざまなサイズのスプールをセットでき、抵抗の少ないスムーズなフィラメントのフィードが可能になる。またオプションで、外形300mmの1つ置きが可能なラージスプールキットと、横置きで追加のスプールをセットできるチャンバーキットを用意している。

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Filament Dryer 2.0は、今なら予定小売価格から20%オフの156カナダドル(約1万3000円)で入手できる。出荷は2020年2月を予定しており、日本への送料は30カナダドル(約2490円)だ。

2020年1月16日までクラウドファンディングを実施中で、1月14日時点で6000カナダドル(約50万円)の目標額を大きく上回る約5万カナダドル(約420万円)を集めている。

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