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大企業からスタートアップにレンタル移籍——企業間レンタル移籍プラットフォームで4人目

ローンディールが提供する企業間レンタル移籍プラットフォーム「LoanDEAL」を通じて、大企業のリコーからベンチャー企業のチカクへ、人材のレンタル移籍が始まった。

LoanDEALは、研修や出向などの企業間契約に基づいて、人材が元の企業に在籍したまま期間を定めて他社で働く仕組みだ。現在はイノベーション人材や次世代リーダーの育成に取り組む大企業から、事業開発力を強化したいベンチャー企業へのレンタル移籍が活発化している。

移籍元のリコーから初のレンタル移籍者として選抜されたのは、先端デバイス研究センターの萩田健太郎氏(33歳)だ。萩田氏は光学部品を手がける事業部での射出成形の新規工法開発や、R&D部門での産業向け高出力レーザーの開発などの経験があり、部品技術、メカ設計、固体レーザー設計などの業務経験を有している。

萩田氏の移籍先となるチカクは、スマートフォンで撮影した動画や写真を実家のテレビに直接送信できる動画/写真共有サービス「まごチャンネル」をハードウェアからソフトウェアまで内製、販売しているスタートアップ企業だ。

チカクのレンタル移籍者受け入れは萩田氏が4人目。過去には、関西電力、パナソニック、NTTコミュニケーションズからレンタル移籍者を受け入れた実績がある。これらの移籍者は事業開発やハードウェア製造を担当後、自社に戻ってその経験を活かしている。

今回、レンタル移籍で加入した萩田氏もチカクの新サービス企画担当として、価値検証やアイディアの具現化など、同社のサービス企画業務全般に取り組む。萩田氏のレンタル移籍は2020年1月6日から開始されており、移籍期間は6カ月間の予定だ。

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