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シリアルセンサーを無線化——センサーネットワーク構築に適したLoRaモデム「BR100」

センサーネットワークの構築に適したLoRaモデム「BR100」がKickstarterに登場し、バッカーを募っている。

BR100 LoRa Modem

BR100は、シリアル接続のデバイスをプラグアンドプレイでワイヤレス化できるLoRaモデム。RS-485シリアルインターフェースを有するセンサー類に、ケーブルの代わりにBR100を接続することで、広域センサーネットワークを構築できる。

BR100 LoRa Modem

BR100で構成するネットワークは、クラウドを使わないプライベートネットワーク。それぞれのBR100にネットワークIDが割り当てられ、「Synap Wireless IoT」と名付けられた独自通信プロトコルを使ってツリー型ネットワークの構築を可能にしている。通信は伝送されるデータパケットごとに動的に暗号鍵を生成してAES-256で暗号化し、セキュリティを高めている。

また、BR100はリピーターとして使うこともでき、通信距離を伸ばすことも可能だ。

BR100 LoRa Modem
BR100 LoRa Modem

なお、BR100が対応する周波数帯は、ヨーロッパの868MHz帯または北米の915MHz帯のみで、日本の免許不要周波数帯である920MHz帯には対応していない。また、BR100を日本で使用するには、技適(技術基準適合証明・認定)を取得し技適マークが付されていなければならないので、注意が必要だ。

BR100の早期割引価格は、2台セットで560香港ドル(約7800円)。出荷は2020年7月の予定で、日本への送料は118香港ドル(約1600円)だ。

BR100は25万香港ドル(約330万円)を目標に、2020年4月10日までクラウドファンディングを実施する。

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