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新型コロナウイルスの前線従事者を支援、3Dプリンターで製作した簡易式フェイスシールドを無償で提供

ミマキエンジニアリングが、同社の3Dプリンター「3DFF-222」で製作した簡易式フェイスシールドの無償提供を開始した。

同社は、所在地域にある東御市民病院から「フェイスシールドの入手が困難」との連絡を受け、簡易式フェイスシールドを無償で提供した。その際、資材不足が深刻化する医療の現状に直面し、医療機関に限らず、生活必需品の供給やライフライン維持に従事する業種にも無償提供をすることとなった。

簡易式フェイスシールドは通常の輪ゴムを使ってバンドを留められ、A4クリアファイルに穴を開けてはめ込むだけで使用できる。フェイスシールドの3Dデータは、神奈川大学の道用大介准教授が同年4月6日にオープンソースで公開したものを使用している。

材料はPLAで、シールド部分にはPETフィルムを用いることで視認性の向上を図る。PETフィルムのカッティングには、同社のフラットベッドカッティングプロッター「CF22-1225」を採用している。

生産に関しては、需要に応じて3DFF-222を最大100台用意し、1日上限500個までの生産体制を確保する。今後の要望に応じ、順次生産を開始する予定だ。

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