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Formlabs、BiPAP人工呼吸器アダプターを3Dプリンターで生産、供給

Formlabsは、新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため、睡眠時無呼吸症候群の患者向けの二相性陽圧呼吸(BiPAP)ベンチレーターアダプターを3Dプリンターによって生産、供給すると発表した。

同アダプターは、ニューヨークの医療機関Northwell Healthが設計。プラスチック製の小型のアダプターで、3Dプリンターで簡単に生産できる。

今回Formlabsは、アメリカ食品医薬品局(FDA)の緊急時使用認可(EUA)を得てFDA登録済の同社本社内でアダプターを生産。アメリカ国内の病院および政府機関に配布する。生産には本社内の150台の3Dプリンターを使用する予定で、最大で1日3000個の生産が可能になる。同社はEUAを受けた最初の3Dプリンターメーカーになるという。

同アダプターは、感染ピーク時のニューヨーク市内で多くのICU患者の救命治療のために人工呼吸器として使用されてきた。現在は感染が深刻なその他の都市の病院を主に支援する。

同社は、「3Dプリントは、新しく革新的な医療機器の迅速で反復的なプロトタイプ製作を可能にすると同時に、生産プロセスの短縮、サプライチェーンの縮小および必要となる場所での製造を可能にする」と考えている。

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