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MIT、人工呼吸器不足解消のために奮闘——チーム結成から4週間で人工呼吸器の製造を開始

Courtesy of MIT E-Vent Team

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、圧倒的に不足しているのが人工呼吸器だ。患者の命を救う装置がニューヨーク市で大量に不足している現状を見て、マサチューセッツ工科大学(MIT)が立ち上がった。

MITでは機械工学の教授が中心となり、メカニカルデザインやエレクトロニクスなどの専門家と呼吸器疾患治療の臨床経験がある医師が集結して「E-Vent」と呼ばれるチームが結成された。E-Ventは、低価格の代替品開発を目指して休みなく取り組んだ。

E-Ventは迅速に結果を出し、手動式人工蘇生器をモーター駆動にした人工呼吸器を開発。これをベースにした「Spiro Wave」と呼ばれるデバイスの量産が、チーム発足からわずか4週間で始まった。Spiro Waveは米国食品医薬品局(FDA)から2020年4月17日付で緊急使用許可(EUA)を受けている。製造コストも最大5000ドル(約53万円)程度だ。

Spiro Waveはオープンソースで、プロトタイプコードはGitHubに掲載されているが、アクセスするにはE-Ventウェブサイトでまず登録する必要があるようだ。

このプロジェクトは、ニューヨーク市での人工呼吸器不足を解決するために始まったものだが、その後、緊急性は低くなり、集中治療室で使う人工呼吸器は足りているようだ。しかし、Spiro Waveのような低コストで有益なデバイスは、アジア、アフリカ、ラテンアメリカの発展途上国で治療を受ける機会を広げるだろうといわれている。

fabcross for エンジニアより転載)

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