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IoTデバイス制御を容易に、開発期間を短縮——IoTプラットフォーム「BraveGATE」のサービス提供開始

Braveridgeは2020年5月28日、ネットワーク経由でのIoTデバイスの制御を容易にし、サービス/アプリケーション開発を圧倒的に高速化するIoTプラットフォーム「BraveGATE」のサービス提供を開始した。

BraveGATEは、ハードウェアまで含めた新しい概念の下、LTEを利用したIoTシステム開発と導入を支援するプラットフォームだ。BraveGATE対応製品のLTE-BLEルーター「BraveROUTE」を使用すれば、LTE通信を経由して複数のBluetooth端末への中継が可能で、アプリケーションから複数の各Bluetooth端末を個別に通信/制御できる。

開発者は、BraveGATE API(REST API)を使用するだけで、IoT端末からのデータ受信や直接制御が可能。この直接制御(Downlink)が容易なことがBraveGATEの最大の特徴だ。さらに、各既存のプラットフォームとの結合や融合も容易にできる。

BraveGATEは「PoC開始までに1ヵ月、量産出荷開始までに6ヵ月」というIoT開発の実現に向けて作られており、クラウドサービスからIoT端末までが完成している状態で提供される。そのため、アプリケーション開発だけでシステム全体を完成でき、サービス開発期間の短縮が可能だ。

また、「そもそも、最初はデバイス側がデータを持っている。必要な時に必要なデータを貰いに行けばよい」という概念に基づいて設計されている。そのため、複雑なシステムを意識することなく、API(BraveGATE API)だけでIoT端末を制御できる。

セキュアなIoTシステム構築もBraveGATEの特徴だ。LPWA通信部はLTE閉域網を利用しており、制御プログラムはOSを使わずにファームウェアで構成されているため、外部のネットワークからはアクセスできない。BLE通信部にはBraveridge独自開発のプロファイルを採用しており解読不能で、BraveGATE APIはコマンドとデータを受け渡すインターフェースの役割のみのため、データを保存しない仕組みだ。

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