デジタル技術を生かしたものづくりを——デジタルアルティザン、社内メンバーによるフットウェアブランド立ち上げ支援
2020/06/03 10:30
デジタルアルティザンは、「NEXT COVID-19」をテーマとした活動の中で、社内メンバーによるデジタル技術を活用したフットウェアブランド「MAGARIMONO」の立ち上げを発表した。
同社は、新型コロナウイルス拡大による影響をふまえて、これまでの既存のやり方ではない、デジタル技術を活用した未来のものづくりを行うプロジェクトを推進している。
そうした中で誕生したMAGARIMONOのフットウェアは、ソールだけでなくアッパーの生地も3Dプリントしている。中国の3DプリンターメーカーShining 3Dの協力を得て、ソールの造形はSLS方式3DプリンターによるTPU(熱可塑性ポリウレタン)を使用。ほぼ全てのパーツを3Dプリントで製作し、従来の大量生産の手法による製造の制約や無駄を大きく改善している。
デザインテーマである「CLOUD」名前の通り、4つの種類の雲にちなんだ異なる構造からなる特徴的なデザインをしており、それぞれの構造が生み出す全く違う履き心地を持つ。受注生産による提供を前提としており、詳細な発表は2020年6月中旬にECサイトの立ち上げとともに行う予定だ。