8基のスラスターで360°移動できる——スペースワン、水中ドローン「CHASING M2」発表
2020/06/11 16:00
スペースワンが、従来よりも運動性能や作業性能を向上させた産業用途向けの水中ドローン「CHASING M2」を発表した。
CHASING M2は8基のスラスターを備えており、360°全方向への移動や360°ローリングができるのが特徴だ。また、グリッパーやGoPro、外部LEDライト、レーザー、センサーなどのアタッチメントが取り付けでき、撮影以外のさまざまな目的や作業に対応する。
バッテリーの交換が可能なため、複数のバッテリーで運用することで長時間使用ができる。また、SDカードも交換でき、長時間撮影や撮影後の速やかな映像の確認も可能だ。
1200万画素、1/2.3インチCMOSセンサーカメラを搭載し、4K/1080pでの動画撮影が可能だ。EIS(電子式手ブレ補正)により安定した動画撮影ができる。また、視野は152°の広角度で、2基の2000ルーメンのLEDライトも搭載する。
最大速度は毎秒1.5m、最大深度100m、最大水平半径距離200m。本体サイズは380×267×165mm、重量が4.5kgだ。
価格は、本体に100mケーブルとコントローラーを同梱する「基本セット 100mケーブルver」が32万8000円、200mケーブルを同梱する「同 200mケーブルver」が34万8000円(いずれも税込)だ。別売りで電動ケーブルの自動巻き取り機や交換用バッテリーなどのアクセサリーも用意されている。
スクリューやアンカーなどの船舶検査や、ダム/水中パイプラインなどの構造物点検、また、養殖場での魚の管理などの漁業向けの活用などを想定している。